伝説の海へ〜私にもどる旅20

 

2019年の旅をふりかえります。

 

ベルファストから巨人伝説の海岸へ。

ジャイアンツコーズウェイにやってきました。

 

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火山活動でできた8キロに及ぶ

六角形の石柱群を「巨人の石道」と

呼ぶそうです。

 

伝説では巨人フィン・マックールが

この石道を造ったと言われていて

その目的は恋した女性のためとか

スコットランドの巨人と戦うためなど

諸説あるようです。

 

 
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8月はヒースが満開でした。


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長い長い年月をかけマグマと氷河によって

形作られた風景です。


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巨人のオルガン

 

 

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巨人のくつに寝る夫

 


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自然の芸術を堪能したあとは

キャリックアリードの吊り橋へ。


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風が強くて結構揺れました。

 


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強風時はストップ。

 


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自然のなかで思いきり地球を感じた一日でした。

 

 

異なるものが融和する〜私にもどる旅19

 

午後はタラから更に北へ向かい

聖地モナスターボイスに着きました。

 

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ここで有名なのはハイクロス。

十字架に円環がついているのが特徴です。

これはケルト人がもともと

太陽信仰だったからだそうです。

 

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大きな石に聖書のレリーフが刻まれています。

この頃の教会には布教だけでなく

教育の目的もあったようで

文字が読めない人たちのために

聖書の物語を表現してあります。

 

それにしても十字架に太陽や輪廻を意味する

円環をくっつけちゃうなんて大胆ですよね。


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新しいものを受け入れるけれど

自分たちの伝統や誇りは捨てないという

ケルトの人々の逞しさにつくづく感心します。

 

と、ここまで書いてこの本を読んだら

その理由が書いてありました。

 

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「聖パトリックは、ローマ化されたケルトの地主の息子として、ウェールズ中部に生まれ、16歳のとき誘拐されアイルランドに奴隷として売られました。アントリムのスレミッシユで六年のあいだ、草を刈り牛を追って農民と暮らしているときに、貧しい人々の心の支えとなっていた土着信仰を知り、ドゥルイドの教義の根深さを身をもって経験したのでした。けっきょくは奴隷生活に耐えられず、故郷のダンバートンに逃れ、修行ののち、再びキリスト教布教にアイルランドに来るわけですが、この時の体験が、古い神話や伝説の世界と新しい聖者の世界の境界を、ゆるやかにしたようです。」

ケルトの神話」井村君江著 より

 

 

ケルト十字ができた背景には

聖パトリックの存在があったんですね。

まさか誘拐された体験が異なる信仰の融和に

つながるとは。

その方が布教しやすかったんでしょうか。

 

偶然にも今日3/17は聖パトリックの命日、

セントパトリックデイ。

日本ではまだメジャーじゃないけれど

今や世界中の人がパレードやイベントを

開催して祝います。

 

去年は楽しみにしていた代々木公園の

イベントがコロナで中止になり残念でした。

 

今年のイベントの記事を見つけました。

全国各地で今日以降もやっているようですよ。

ご興味ある方はどうぞ。

https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/17681

 

 

 

その後、北アイルランドに入りました。

アーマーは聖パトリックが教会を開いた宗教都市。

同じアイルランド島でもここはイギリスです。

 

 

丘の上に見えるのはプロテスタント

聖パトリック大聖堂

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もともとパトリックが建てた場所にあります。

 

 

こちらはプロテスタントの聖パトリック大聖堂。

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内装にもケルトっぽさを感じます。


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やっぱりお花がきれいです。

 

 

この後ベルファストに移動。


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アイルランドにはパブ文化があります。

家飲みはせず夕飯後にパブに集まって

歓談するそうです。


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本場のギネスビールはあまり飲まない私でも

美味しかったです。

 

 

 

 

   

夫のリハビリが始まりました

 

1月末に夫が腰を痛め自力で動くのが

難しくなったため介護申請手続きをしました。

今はその可否を待ちつつサービスを受けています。

 

先日、訪問看護と訪問リハビリを受けました。

男性看護師さんの問診があり

体重が激減していました。

 

すっかり筋肉落ちちゃって歩けないよね。

ひと月痛みでベッドの上の生活だったから

食欲もなく大好きなアルコールもやめて

カロリー不足になっているようです。

 

私もそれが心配だったのでかかりつけ内科で

高カロリージュースを処方してもらいました。

やっぱり仙人のように空気だけでは

生きていけません。

食欲は生きる意欲みたいなもんだから

これをしっかり見たいです。

 

最近朝はスムージーを作るようになりました。

ナッツ類も入れると美味しいですね。

どうして今まで作らなかったんだろう。

 

断酒しているのでノンアル飲料の量が

増えています。

今はアルコールを我慢しているから

しょうがないと思うけど

炭酸がけっこう食欲に響くので

ご飯前には飲まないよう目を光らせています、笑

毎日子供を相手にしているようです。

 

おやつにはタンパク質が取れるもの、

ヨーグルトやプリンの出番が増えました。

ここで以前ワークショップで作った

低糖質高たんぱくスウィーツが役立ってます。

 

午後からは作業療法士さんによる

初リハビリでした。

初回なので様子を見ながら丁寧に

夫の背中の筋肉を解してくれました。

当日はその効果がわからなかったけれど

翌日からすごく動きがよくなってきて

痛みもかなり引いたようです。

 

たった1度のリハビリでこんなに

変わるんですね。

こんな機会を持ててよかった〜。

 

 

夫がちょっと元気になって安心したせいか、

このひと月私の中で燻っていた感情が

一気に顔を出してきました。

 

イライラ、怒り、悲しみ。

 

自分ではどんな変化も受け入れて

楽しんでいるつもりだったけど

私かなり我慢していたんだな。

 

今まで私の言うことをちゃんと

聞いてくれていたらこんなことには

ならなかったよね。

 

なんだかすごく腹が立ってきました。

怒ってもいいよね。

自分の体の世話は自分でやって!

 

怒りがおさまらないので久しぶりに

夫をおいて近くの公園までサイクリング。

その後ケーキ屋さんで小さなケーキを買って

一人で食べました。

満足、笑。

 

夫が元気になるたびに

ハー!?💢 

となる会話が増える予感。。

 

我慢はほどほどに。

怒りも悲しみも流れるままにしておこう。

きっとその先に喜びがあるからね。

 

 

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公園にて

 

 

 

 

聖地タラで運命の石にふれる〜私にもどる旅18

 

2019年の旅をふりかえります。

 

 

2日目の夜は疲れが出てしまったけれど

一晩ゆっくり寝て復活しました。

よかった~。

 

3日目の午前中は聖地タラの丘へ。

ダブリンからバスで1時間ほどで到着。

 

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上空から見た写真の8の字に見える

2つのこんもり丸い場所は「コーマックの居城」と「王座」でとても重要な場所。

タラは古代から政治、文化、宗教の中心で

ここで王を決めたり祭事が行われていたそうです。

 

説明がなければただの草原にしか

見えないのですが。。


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クローバーがいっぱいで私はうれしい♪

 

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アイルランドのシンボルはシャムロック

(クローバーを含む三枚葉の総称)。

クローバーツァーを毎年開催していた私には

とても魅力的な国なのです。

 

この国にキリスト教を広めた聖パトリックは

ここで三つ葉のクローバー(シャムロック)を

用いて三位一体を説きました。


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あ、今気がついた。

手に三つ葉を持ってます☘️


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風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラ

「タラへ行こう」という場面がありますが

あのタラはこのタラからきているそうです。

 

アイルランド移民としてアメリカにやってきた

オハラ家。

スカーレットの父親は土地を手に入れ

切り開いた農園に故郷のタラの名前をつけました。

タラはアイルランド人にとって特別な聖地、

こころの故郷なんです。

 

 

運命の石にそ〜っとふれながら宣言しました。

「私の中の要らないものは全部手放します」

「本来の私で生きます」

 

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私は2018年から樹のワークに参加し

今も継続して樹々にふれるやり方や

意識の使い方を練習しています。

 

帰国後にこの石の写真を見てもらったら

「練習の甲斐があったね」

「石がふれてほしいようにふれられている」

と言われてとてもうれしかったです。

 

ちなみに同じ写真でもこれは上手く

ふれられていません。

 

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その頃は違いがわからなかったけど

3年経ってやっとわかるようになりました。

 

2枚目の写真で私は石ではなくカメラに

意識を合わせています。

なので写真から石(地球)の振動は

伝わってきません。

私と石の意識が合っていないのです。

 

石や植物や大地につながることは

とても楽しいしうれしいこと。

地球とつながっているなぁ〜と実感します。

 

説明が前後しますがこの運命の石は

王となるべき人がこの石にふれたとき

おおきく唸り叫び声をあげるそうです。

面白いですね。

 

もしも政治家を選挙じゃなく石で選んだら…

なんてちょっと想像してしまいました、笑

間違いなく地球環境は良くなるでしょうけど。

 

私はこの石の写真をお守りにして

ときどき眺めては元気をもらっています。

そしてこの旅をきっかけに、

地球に意識を向けることが増えました。

 

そういえば私、粘土で小さな地球を作る

地球セラピストの資格を持っていましたよ。

これはもう過去の話なんですが、

最近また違う形で地球や植物、精霊を

テーマに作品を作る準備をしています。

 

旅に出ると創作のヒントをたくさん受けとります。

もう少ししたらまた旅に出れるかな。

夫に早く回復してもらわなくちゃ。

 

 

 

夫の介護申請のその後と姉のリハビリの話

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梅ヶ丘公園の鶯

 

 

先日、介護関連の手続きが

一通り終わりました。

 

介護ショップの人やケアマネジャーさん、

認定審査員、訪問リハビリ担当看護師さんと

打ち合わせしてたくさんの書類に

ハンコを押しました。

 

ベッド以外に持ってきていただいたものは

階段上の手すり棒、トイレ用手すり、

お風呂用の椅子、四つ足ステッキ。

おかげでずいぶん動きが楽になりました。

 

それにしても私は元気だから大丈夫だけど

もし老老介護なら人の出入りだけで疲れそうです。

今回、老老のちょっと手前でいろいろ

体験できて練習になったかな。

 

また同じ介護申請でも親と夫では

自分の気持ちが全然違うなぁと思いました。

親はいつかは先にいなくなるものだけど

夫にはまだまだ元気でいてほしいもの。

 

言うこと聞かなくて腹立つことも多いけど

もっと夫を大切にしてあげようという

優しい気持ちになっています。

 

 

その後、夫は痛み止めと湿布薬、

内科で処方されたエンシュアという

高カロリー飲料のおかげで

少しずつ食欲も出てきて動きも

かなりよくなりました。

心配だった血液検査も問題なくて

本当にホッとしました。

 

認定の可否がわかる頃には元のように

動けるようになっているかも。

もし認定がおりない場合は

その場合は利用分を自費で支払う形になりますが

介護の必要がない状態が一番だから

早く元気になるよう祈ってます。

 

夫婦で断酒して一週間。

スーパーでノンアルを探し求める日々です。

そのうちノンアルも要らなくなるといいのだけど。

 

食事もバランスが取れるよう見直しています。

今は生活全般を見直すチャンスです。

 

 

今日は布団カバーを思いっきり明るい色に

新調しました。

まるで春が来たようでとても喜んでいます。

たかが布団カバーだけどこれだけで

生命力がアップしそうです。

 

 

ところで3月に入り、

私は入院リハビリ中の姉と

毎日電波と意識でつながっています。

 

退院後の生活を想定して

姉が自分で自分のケアや調整をできるよう

私が学んできたこと、実験してきたこと、

自分や夫のためにいつもやっていることを

毎日少しずつシェアしています。

 

いつもそのとき思いついたことをやるので

全然まとまらない内容だけど

ちゃんと感じてくれるから嬉しいです。

 

人は困難なことが目の前にあるから

自分を変化させようとします。

姉にとっても私たち夫婦にとっても

今はとてもチャンスなのです。

 

もし遠く離れた姉に役立つのなら

きっと同じような人の役にも立つはず。

いつか機会があれば必要な方に

シェアできるといいな。

 

 

ちなみに姉の言語機能回復の朗読用に 

送った本は3冊。

 

☆「生きるって、なに?」

生きるって、なに?

生きるって、なに?

  • 作者:たかのてるこ
  • 発売日: 2018/05/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

☆「明るい方へ」

明るいほうへ (金子みすゞ童謡集)

明るいほうへ (金子みすゞ童謡集)

 

 

☆「ホーミタクヤセン」

ホーミタクヤセン―インディアンの癒しの言葉

ホーミタクヤセン―インディアンの癒しの言葉

  • 発売日: 2012/06/01
  • メディア: 単行本
 

 

どれもナイスチョイス!

とコメントをもらいました。

読むだけでも心が温かくなる本です。

 

 

 

聖地グレンダーロッホとアイリッシュダンス〜私にもどる旅17

 

2019年の旅をふりかえります。

 

 

ダブリンからバスで1時間半。

七つの教会の町と呼ばれる聖地、

グレンダーロッホに着きました。

 

森の中に静かにたたずむ

初期キリスト教会群跡です。

 

 

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聖ケヴィンがこの地で祈りと瞑想の日々を

送るようになったのがきっかけで

多くの追随者が出るようになり

修道院や教会が建てられて

今のような聖地になったそうです。

 

ちなみに聖ケヴィンの誕生は498年、

亡くなったのは618年だから120歳まで

生きたことになります。

 

今なら120歳の人いそうだけど

この時代にそんなに長く生きられたの?

と疑問がわいたので調べてみたら

「伝説によると」とありました。

奇跡を起こす聖人だからこその伝説ですね。

 


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30mを超す高さのラウンド・タワー。

ヴァイキング来襲時の避難場所でも

あったようです。

 

まわりはお墓だらけ。

そこを観光してまわるという

なんだかおかしな状況だけど。

聖地にお墓はつきもの。

 


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聖ケヴィン教会

 

 


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妖精がいるという林

 

見えないけどきっといるよね。

 

ガイドさんからアイルランド人の

約60パーセントの人が今も妖精の存在を

信じているという話を聞いてびっくりしました。

半数以上ですよ!

 

日本で見えないものを心から

信じている人ってどれくらいいる?

私自身もつい数年前まで

見えるものしか信じていなかったし、

今もまわりでこんな話をできる人はごく少数。

 

今の日本は宗教も機能していないし

親から子へと伝えることも少ないです。

見えないものを感じる感性を

磨く機会もあまりありませんよね。

 

でも信じられなくても何となく

感じるということはあるのでは?

 

私は前回2018年の旅で

体が見えないものを感じたから

またこうして旅をしているんです。

観光旅行が目的というよりも確認の旅?

に近いかな。

この旅では妖精にもきっと会えると

楽しみにしていました。

 

 

 

ここで少しケルトの話をすると

もともと中央ヨーロッパあたりの民族が

ヨーロッパ全域に広がっていって

アイルランドに来たのは紀元前300年頃。

 

ヨーロッパ大陸では次第にケルト文化が衰退し

島のアイルランドでは色濃く残った。

こんな感じでしょうか。

 

ケルト文化の特徴は、

文字で記録を残さないこと。

かわりに?音楽や詩、文学、美術などの

芸術活動は盛んなこと。

自然崇拝で輪廻転生を信じていること。

後に定着したキリスト教と融合し

独特のキリスト教文化を生み出したこと

など。

 

 

このお墓にもハイクロスという

独特のデザインのケルト十字架が

たくさんありました。

ちょっとわかりにくいのでこれは次回の

モナスターボイスでご紹介します。



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アイルランド一日目の行程が終了。

たっぷりケルトの風を感じて

バスでダブリンにもどりました。

 


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夜はアイリッシュダンスのお店で夕飯。

 

アイリッシュダンスといえば数年前に

母を連れてリバーダンスを観にいき

普段はほとんど感動を表さない母が

「生きててよかった~!」と言った

エピソードがあります。

 

そんな楽しみなダンスとお料理なのに

私は楽しむどころじゃなくて、汗。

時差と移動の疲れ、昼食の食べ過ぎ、

旅の興奮で目がまわっていたのでした。

 

それでも朦朧とするなか根性で

撮った動画がこれ。

夫の介護申請をしました

 

明日で2月が終わります。

時間が経つのは早いです。

 

先週、夫の介護申請をしました。

介護申請できるのは基本65歳からですが

40歳以上の第2被保険者で特定疾病だったため

こういう流れになりました。

 

今現在進行中のプライベートな出来事ですが

他の誰かの役に立ちそうな気がするので

これから時々書いていきます。

手続き上の細かいことはすぐに忘れる私なので

主に日々どう動いて何を感じたかをシェアします。

 

 

 

先月末の寒い日に腰を痛めた夫。

その後、脊柱管狭窄症と診断されました。

骨量も平均よりかなり低くなっていました。

このひと月なかなか痛みが引かず

苦しい時期を過ごしました。

 

さがすとまわりに同じ病名の人が結構いて

いろいろ情報をもらったりしたのですが

通っている病院も症状もそれぞれ違うので

あまり参考になりませんでした。

 

夫の場合、

朝布団から起きあがるのに介助が必要。

体を曲げると痛むのでお風呂も入れず

着替えもやっとこさ。

病院にはステッキを持ち私の腕に

つかまって3倍の時間をかけて歩きます。

当然仕事はお休みです。

 

どうしたらもっと楽に起きれるか?

ふとリクライニングベッドが頭に浮かび

商店街のちょっと先の介護用品店に駆け込み

レンタルベッドをお願いしました。

 

すぐに対応してもらえたので翌日から

ちょっと楽になりましたが

痛みはちょっと動くとぶり返すので

じっとしていて動かない分

だんだん筋力が落ちていきます。

 

しかもやることないからビデオ見ながら

好きなビール。

渡さなきゃいいものを量は控えているからと

つい渡してしまう依存症の妻でした。

そして夫はますます動かなくなりました。

 

この状態が続くのはよくないなぁ。

整形で何か処置できるかと連れて行っても

様子をみているのか薬が少し変わるだけで

何をどうすれば状況が変わるのかわかりません。

 

このままだとどんどん日常にもどれなくなる。

どうにかしなければ。

誰か相談できる人いないかな。

 

そうだ!

夫のことをよく診てくれている

かかりつけの内科の先生に聞いてみよう。

 

先生に今の状況を話したところ

「それは介護申請した方がいいよ」って!

 

「食欲ないなら高カロリージュースを処方するよ」

「介護申請の書類も書くよ」

そしてすぐに受付で申請窓口を案内されたのです。

 

ふ~、やっぱりかかりつけの先生に

相談してよかった。

状況は何も変わっていないのに

気持ちがとても楽になりました。

しかも申請窓口はうちのすぐ近くです。

 

夫は動きが悪くなっているけど

全然歩けないわけではないし

私も今動けるので申請については

万一長期療養になったら考えようと

思っていたところ。

 

でも今現在どうしたらいいかと

知識のない中で悶々と考えるよりは

すぐに専門の人達の知恵を借りた方が

早く良くなるのではないかと思いました。

 

たとえ申請して認定が下りなくても

いずれお世話になるかもしれない場に

つながっていると安心です。

 

夫も意外とすんなり受け入れてくれて

その日のうちに申請が終わりました。

 

そして居宅介護事業所も歩いてすぐの場所。

担当のケアマネージャーさんも

すぐに決まりました。

医師に勧められ介護申請したのは22日だから

ここまで約1週間。

認定審査から認定可否が出るまで

まだ少しかかりますが、

過去に母や義母の介護申請時に比べると(熊本)

ずいぶんスムーズに進みました。

ウルトラマン商店街、ホントに便利だな~。

 

 

 

この間、夫はついに退職を決意。

腰を痛めた時からきっとその流れに

なるだろうと思っていました。

ずっと無理して働いてきたので

私はホッとしています。

でも本人は痛みの中での決断で

きっと複雑だったと思います。

 

 

そんなわけで私は夫のサポートに

専念することにしました。

TABICAでのワークショップも先週終了しました。

昨年末でやめる予定だったのが

少し遅れただけですが。

風の時代に入り夫と同時に大きな手放し。

アルコール禁止令も発令したので

こちらも手放せるといいな。

 

 

今、見かけはとても苦しい時期だけど 

これから楽しい季節がはじまる予感。

私が楽観的な理由は家のお花や植物が

生き生きしているせいかもしれません。

いつもなら枯れるはずの植物たちに

生命力がみなぎっていますから。

きっと家族を見守ってくれていると思います。

 

 

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リビング緑化中

 

 

命を削って家族や社会のために働いてきた夫。

あの時あーすればよかった、

こうすればよかったという思いもわきますが

今はそんな暇があるなら回復を祈りたい。

これから夫の復活の日までしっかり

サポートしていきます。

もちろん自分のこともやります。

私が元気でいないと支えられないのです。

 

 

来週は区の認定審査員による調査。

居宅介護事業者の担当者と

介護ショップの担当者が同席し

必要な用具などについて話し合い。

訪問リハビリ体験。

 

しばらく人の出入りが多くなるけど

コロナおさまってきた時期でよかったー。

でも気を緩めず消毒はしっかりします。

 

 

 

闇を照らす美しい本「ケルズの書」〜私にもどる旅16

 

2019年の旅をふりかえります。

 

いつか行きたいと思っていたアイルランド

行くと決まってからタイミングよく開催された

ケルト文化について学ぶ社会人講座に参加しました。

 

難しい話は苦手な私にぴったりな

「映画で読み解くアイルランド

 

この講座での上映映画は

「邪魔者は殺せ」

「静かなる男」

「ライアンの娘・前編」

「ライアンの娘・後編」

「ザ・デッド/「ダブリン市民」より」

 

「邪魔者は~」は参加できなくて

観ていないのですが

アイルランドの自然や歴史、文化について

ほんのちょっとだけ予習できました。

 

講師の岩見寿子さん、他2名による著書

「映画で語るアイルランド」も出ているので

ご紹介しておきます。

アイルランドについて知りたい方は

ぜひご覧になってください。

 

 

私がこの旅で楽しみにしていたのは

イギリスとはまた少し違う手つかずの自然と

世界で一番美しい本と呼ばれている「ケルズの書」

 

それを真っ先に見れるなんて!

 

 

トリニティ・カレッジ(ダブリン大学)の図書館です。

約300万冊を超える蔵書数。

20万冊を収納した65メートルの長部屋は圧巻です。

アカシックレコード(宇宙図書館)って

こんな感じかなぁ? 

 

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ダブリン大学の卒業生には

ガリバー旅行記」のジョナサン・スウィフト

幸福の王子」のオスカー・ワイルドなど

世界で活躍した著名人が数多くいます。

 

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これ見覚えありません?


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アイルランド最古のハープ。


ほら、アレですよ!

ギネスビールのマークです。

本場のギネスビールは最高♪

 

 

一階に降りる階段に飾られていた天使たち。

金糸で刺繍してあります。

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一階に展示されている「ケルズの書」は

9世紀初めに修道士達によって制作された

聖書の写本です。

その装飾があまりに美しいので

世界で一番美しい本と呼ばれています。

 

現物は一日1ページ分しか見ることができず

これを見るために毎日通う人もいるそうです。

 

写真は撮れませんがネットでは

公開しているそうですよ。


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一部拡大したものを展示してありました。


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独特のケルト模様で装飾した文字。

色も鮮やかです。


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彩色用の石
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ここで私が一番惹きつけられたのは

修道士に扮した人がペンで装飾する様子を

撮った動画でした。

 

息をつめて模様を描く、彩色する。

あ〜、楽しそう。

ずっと見ていたいくらい。

でもツァーだから置いていかれる、汗

残念!

 

こんな細かい作業が私は本当に好きです。

またまた自分の好きなことを思い出しました。

 

ケルズの書の中身は聖書なのだけど

不思議なケルト模様で装飾されていると

なんだか魔法の書に見えてきます。

 

 

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日本語パンフレット
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ケルト模様、とても興味深いです。

 

ところで旅からもどって半年ほどした頃、

たまたま紀伊国屋書店に立ち寄ったら

アイルランドフェアをやってまして、

こんな本を見つけてしまいました。

 

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動画で見たようなカリグラフィー。

やってみたいと思いながらまだやれていません。

 

でもこのシャムロック(クローバー)が

立体に見えてきてこの作品になったのでした。

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「美術ぷらす」掲載作品の制作プロセス - そよ吹く風になる ♪

 

 

 

  

 

 

 

もっと深く感じる世界へ〜私にもどる旅15

 

2019年の旅を写真でふりかえります。

 

イギリスでは植物の精霊?の存在を感じ

あの空気感がとても恋しくて

アイルランドスコットランドでは

もっと深く好きな世界にふれられる

予感がしました。

 

 

これは私の愛読書。

すでに10年前から準備していたみたい。

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それにしても一生成田を超える日は来ないと

思っていたくらい飛行機が苦手だった私が

自分の好きなことのためなら

イギリスよりも遠い国に行けるんですよ。

自分でも驚きです。

 

 

本当にその日がくるのが待ち遠しくて

わくわくしながら成田に着いたら

さっそく思いがけないハプニング!

 

乗り換え地のロンドンからダブリンまで

私だけがビジネスクラスになっていました。

結局理由はわからないまま。

夫と席が離れて少々不安はあったけど

こんな経験滅多にないから楽しもう♪

 

 

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ダブリンに着きました。


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最近のあれこれ、作りがいがあること

 

次の旅の話を書こうと思っているうちに

ひと月が過ぎました。

 

今、次々と何かが起きてます。

私だけじゃなく知人友人にも起きています。

私の場合は家族の病気、不調。

何度も繰り返しているパターンです。

 

これは私が今まで持っていた信念を

手放すチャンスが来ているのかもしれません。

 

どういうことかというと

私はこのパターンに入ると

未来を作るなんて無理な気がして

どうでもよくなってしまうんです。

 

つまり私ではなく家族に

自分の未来を作らせているようなもの。

 

これはもう要らない!

こんな時期だからあのメッセージをもらったんですよね。

未来は自分で作るものだと思っているタイプ? - そよ吹く風になる ♪

 

 

 

幸い脳梗塞で入院した姉は

麻痺が少し残っているけど

メールのやりとりが普通にできるまで

回復しました。

 

先週は夫の腰痛がひどくなって

ちょっと大変だったけど

昨日やっと近くの整形外科に

連れて行くことができて希望が出てきました。

 

今までいろんなことがあったけど

一つずつ乗り越えてこれたし 

私が作りたい未来には夫も姉も元気でいます。

これはとても作りがいがあります。

 

 

そしてこの時期なぜかイベントが熱いです。

タイトルが囲炉裏端だからか?

 

 

スタートした秋は、いつまで続くかな?

という感じだったけど

だんだん面白くなってきました。

 

ネットでつながった仮想空間の囲炉裏端。

この場の準備がしっかりできると

ただのおしゃべり会なのに

いろんなことが起きます。

 

参加者も一緒に場を作ってくれます。

これがホントにうれしい。

私は準備さえすればいいんだから。

 

きっと今、参加者だけでなく私自身に

雑談の場が必要なんだろうなと思います。

 

春まであと2ヶ月ほど。

囲炉裏端での新しい出会いが楽しみです。

 

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2019/3/20  川崎民家園の囲炉裏

 

☆オンライン囲炉裏端

【オンライン囲炉裏端】好きなテーマでゆるっとおしゃべりしましょう | TABICA この体験が、旅になる。