たった一言を伝えられないってとても腹立たしいことなんだ
今でこそあちこち旅するようになりましたが、
以前はそれほど旅したいという気持ちもなく
それ以前に旅しない理由がいろいろありました。
飛行機苦手だし
海外に行っても言葉は話せないし
そもそも人見知りだし
体力にも自信が無いし
お金の余裕もないし
数年前までこうだったんです。
多分このまま年をとっていくんだろう
と思っていましたよ。
今は旅が仕事?のようになってきて
変われば変るものですね。
あれから私を取り巻く何かが
すごく変わったわけじゃないんです。
はっきり言ってコミュニケーション力も
体力も経済力もほとんど変化なし。
強いて変わったことをあげるなら
自分に「許可」したくらいかな。
話せなくてもいいよ!
→ツァーなら大丈夫
中学英語でいいよ!
→カッコ悪くたっていいよ、指さし絵本もあるし
体力なくてもいいよ!
→楽しいことしてれば元気になるよ
飛行機苦手でもいいよ!
→映画見て寝てれば着くから
お金いっぱいなくてもいいよ!
→500円玉貯金でツァー代すぐ貯まるよ
自分だけ楽しんできていいよ!
→私の満足感がまわりに伝わるから
家族を置いてきていいよ!
→私がいなくても大丈夫だよ
最後の家族の件だけはかなり
時間がかかったけれど
今は旅先でペットや家族のことは
頭に浮かんでもきません。
結局、数年前に思っていたことは
事実ではなく私の思い込みだった
というわけです。
こうやって自分を制限するってことを
誰でも日常的にやっていますよね。
私が旅を好きになったのは
日常と違った小さな冒険ができるから。
ちょっとだけ怖いと思うことをやってみたとき
自分の思い込みの世界が壊れて
世界が大きく広がっていくのを感じます。
これはとっても快感です。
どんどん自由になっていくから。
昨年夏の旅でもちょっとしたチャレンジしました。
そして今回もやってきました-!!!
帰りの飛行機のなかでのこと。
日が落ちたせいか思いのほか機内が寒くて
毛布1枚じゃ寒くて眠れなかったのです。
他の人達も「寒いよね」と言いながらも
寝てしまって…
みんな置いてある毛布だけかけていました。
でも寒いものは寒い!
私はだんだん腹が立ってきました。
何にって。
たった一言を伝えられずにいる自分に。
思わず学校で一言も話せずにいた
子供時代を思い出しました。
(小4まで場面緘黙でした)
たった一言を伝えられないって
とっても腹立たしいことなんですよ。
結局あまりに腹が立って
このままだと夫にあたってしまい
寝てるのを起こしそうだったので(笑)
手をあげて乗務員さんに来てもらい
覚えたばかりの英語で伝えました。
「Could I have an extra blanket?」
即、毛布を持ってきてくれました!
あ~、なんで早く伝えなかったんだろう。
それにしても、夫はどうして
いつも肝心なときに寝てるのか?
このことで大事なことに気づきました。
伝えられないってことは、
伝える気がないってことと同じなんだって。
これは全てのことに言えるかも。
大切な人に大切な一言を伝えるとき、
こうやってブログで書くこともですね。
本当にやりたかったらやっている。
伝えたかったら伝えているんだと思います。
実はそういう私も英語をもう少しちゃんと
話せるようになりたいと思いながら
もう何年も月日が経ってしまい
これは何も変らないぞと思ったのが
昨年の暮れでした。
あれから中学レベルの英会話レッスンに
週一通い始めたばかりです。
エピソードで伝えた英語はそのとき習ったもの、笑
さっそく役に立ちました。
動けばちゃんと新しい何かが動いてくれます。
旅ではこんなエピソードが楽しくて
いろんなことを感じて日常にもどります。
旅先でも私の目を惹くものは
日常とあまり変りません。
だったらわざわざ出かけなくても
良さそうなものだけど
やっぱり旅先でのエピソードの方が
面白いんですよ。
私は面白い話が大好物なんです。
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