天使が参加者を連れてきた?

 

 天使のお話の続きです。


①ここには天使がいるのね 

②ぼ、ぼく、初めて天使を見ました!

 

粘土のワークショップに出会い、

久しぶりにもの作りを楽しみました。

ついでにかわいい天使を作りに行って

エンジェルクリエイターになりました。

 

その頃私は四つ葉のクローバーを

テーマにした体験型のイベントを

形にしようとしていたのですが、

まだ漠然としたこのワークショップを

助けてくれたのがこの粘土の天使でした。

天使と一緒に四つ葉をさがすことにしたのです。

 

先ず天使のワークショップからスタートしよう

と思いました。

  

 

やる!

と決めたはいいけど

初めてのことを全部一人でやるわけで、

私がチャレンジしなきゃいけないことは

山のようにありました。

 

まずブログ作りからスタート。

それから名刺作り。

会場を決めて予約しにいき

作ったチラシを置いてもらい

知人友人に案内状を送り

チラシをポスティングしてまわりました。

公園にいる人に手渡したりもしました。

 

 

決めてから開催日までは3ヶ月ほど。

その頃の私が思いつくことは

すべてやったと思います。

 

それでも開催日の前々日まで

全く反応がなかったのです。

 

 

もともと緊張しやすく人前に出るのは苦手、

でも自分の人生を変えたくて勇気を振り絞り

やる!と決めたのです。

 

だからポスティングも手渡しも

ドキドキしながらやりました。

 

それなのに、

スタートなのに

誰も来ないかもしれないなんて…

 

 

もうこうなったら神頼み。

近くの神社にお参りして

もちろん天使にもしっかりお願いしました。

 

 

最後のポスティングのため隣町まで歩き

家に帰ろうとしたときでした。

 

携帯に電話がかかってきました。

 

「覚えているでしょうか?

〇〇セミナーでお昼ご飯をご一緒した△△です」

「あーーー! あのときの!」

「あのときチラシいただきました」

「あ、そうだった」

「ギリギリだけど明日3人いいですか?」

「え!? 3人?」

「はい、お友達も行きたいって。」

 

初めて会ってたまたま席が隣だったので

お昼ご飯を一緒に食べた人でした。

チラシを読んで取っておいてくれたなんて!

 

彼女だけでもうれしいのにお友達も

連れてきてくれるなんて。

あー、よかった~。

これで予定通りワークショップを開催できます。

 

家に帰ると、わが家に滞在中だった義母が

「ねぇ、迷惑かけないから私も行っていい?」

と言い出しました。

 

そういえば前に一緒に作ったときに

お母さん楽しそうにしてました。

もちろん来てもらうことにしました。

 

夕方、娘が中学時代のお友達を

連れてきました。

たまたま東京に遊びに来て

近くに来たんだそうです。

 

「おばちゃん、何してるの?」

「明日の準備、粘土で天使を作るの」

「わー、私も行きたい! 行ってもいい?」

 

そんなわけで娘の友達と娘まで

オマケで参加することになりました。

 

 

3ヶ月のあいだ何の動きもなかったのに

前日のほんの数時間のあいだに

6名の参加者が集まったのです。

 

もしかして天使が集めてくれたのかな?

でもこんなに直前じゃなくたっていいのにね。

 

あ、そういえば真剣にお願いしたのはその日の朝。 

人は苦しいときしか何かに頼れないもの。

私はそれまで一人だけでがんばっていたんですよね。

 

 

この日参加者が集まったおかげで

身内にも見守られながら緊張しすぎることなく

私の新しい人生をスタートさせることができました。

 

  

ところで参加者の一人が終了後に

こんなことを言いました。

 

「キラキラしてましたね」

「え? 私?」

「はい、まわりがキラキラ光ってましたよ」

 

そんなことを言われたのは初めてのこと。

私の後ろに天使がいたのかな?

それとも私のなかの天使が出てきた?

 

今までたくさんのイベントを開催してきて

こんな感じで人が集まったのは

後にも先にもこのときだけ。

 

もしかしたら私の大事なスタートで

心折れて諦めてしまうことがないよう

ず〜っと見守ってくれていたのかもしれません。

 

 

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まんなかの細身の天使は義母が作りました