「美術ぷらす」掲載作品の制作プロセス
夏に取り組んでいた作品が
「美術ぷらす」の1ページになりました。
小学生向けということでしたけど
何を作ればいいのか考えれば考えるほど
わからなくなってしまい、
いつもはだいたいの完成イメージが
頭にあって作るのだけど
今回は何もないところからスタート。
まず自分の好きなクローバーから
作ることにしました。
植物のやわらかさが出るよう
弾力のあるタイプの樹脂粘土を使い
色は透明水彩で塗りました。
曲げて形を変えられるように
クローバーの茎には細い針金が入っています。
玄関先で摘んだシロツメクサを
じっくり観察して花びら作り。
細かい作業だけどこれが楽しいんです。
お花の精霊が手伝ってくれているような
気がしたので精霊?(天使?妖精?)も
作りました。
ある日、瞑想中の頭の中にカマキリが
遊びに来てくれて
これはお気に入りの作品になりました。
トンボはお散歩中に出会いました。
はじめ赤トンボにしたのだけど
並べると赤が浮いたのでシオカラトンボに
塗り替えました。
天使と同様、羽は乾くと透明になる
タイプの粘土で作ってあります。
面白かったのは、
作るのを迷っていたトカゲが
買い物に出ようと開けた玄関の前で
待っていたこと。
「私を忘れないでよ」って
言いにきたのかな。
何がどんなふうに形になるのかわからない、
こんなプロセスが私は好きです。
どんどん仲間が増えてきて
皆がつながっている優しい世界ができました。
子供たちに伝わるといいな。