鳩とシェークスピア〜私にもどる旅⑧
2018年、2019年の旅をふりかえっています。
キフツゲートガーデンを見学したあとは
ストラットフォード・アポン・ エイボンの
マナーハウスに泊まりました。
昔の貴族の邸宅をマナーハウスというそうです。
歴史を感じる建物です。
お化け出ないかな?と心配しましたが
中は新しくきれいでゆっくり眠れましたよ。
スパもゴルフ場もありました。
翌朝、宿を出てシェークスピアが
生まれ育った地を観光しました。
ストラットフォード・アポン・ エイボンの
町名はエイボン川のそばっていう
意味なんだそうです。
水鳥が遊ぶ川や森、自然豊かで静かな町を
散策していると時間を巻き戻しているような
感覚になります。
ホーリートリニティ教会
シェークスピアと家族が埋葬されています。
学生の頃にシェークスピア作品を読んで
意外とハマったのを覚えています。
シェークスピアの生家
家は裕福な手袋商で二階には工房があります。
素敵な窓
シェイクスピアはこの自然豊かな土地と
恵まれた家庭環境で育ちましたが
手袋商として成功した父親は町の議員になり
その後没落したそうです。
早い時期から人の浮き沈みを
見てきたわけですね。
シェークスピア作品の魅力は
人間の性質、感情という普遍的なテーマを
扱っているからだと言われています。
豊かな環境で育くまれた感性が
人生で起きる様々な出来事を
深く観察する力となったのでしょうか。
彼が残した数々の作品は
400年たった今も多くの人に読まれ
舞台で上演されています。
窓から見下ろす通り
ところで、
ここで買ったガイドブックに
興味深いことが書いてありました。
シェークスピア誕生のすぐ後に
ストラッドフォードには腺ペストが流行し
母メアリは疫病が収まるまで実家に
避難していたかもしれないとのこと。
彼の生きた時代には何度も疫病が
流行ったそうです。
今コロナで世界が混乱しているのだから
時代が変わっても同じですね。
もう一度シェークスピアの作品を
読んでみようかな。
ざわざわした心に響く言葉がありそう。
中庭のお花がきれいでした。
あ、そうそう。
映画「シェイクスピアの庭」も見なくちゃ。
To be, or not to be…
鳩がとまってる