イギリス最後の長い一日〜私にもどる旅12
2018年、2019年の旅をふりかえっています。
ツァー8日目、全日観光の最終日。
このツァーは参加者7名の少人数だったので
バスの移動もゆったり快適でした。
車窓を眺めながらもうすぐ旅が終わる寂しさと
安堵感にひたりました。
ロンドンから南、
セブンシスターズに到着。
久しぶりに海を見て
イギリスが島国だったことを思い出しました。
ホワイトチョークと呼ばれる石灰岩の崖
波に削り取られたホワイトクリフ、
年々景色が大きく変わるそうです。
その後、東に向かい
古い町並みのライを散策しました。
中世に迷い込んだような景色、
静かな坂の街です。
セントメアリー教会
マーメイド通り
昔は密輸業者の溜まり場だったマーメイドイン。
幽霊が出るとか有名人が泊まりに来るとかで
有名な宿だそうです。
、
アンティーク、お洒落なお店がいっぱい。
旅の楽しみの一つはお土産さがし。
皆でライを散策しながら
素敵なお店を見つけました。
お店の窓から白いレースがのぞいていました。
ものづくりをしているとボタンとか
レースとかに目がいきます。
散策中は個人行動ができないので
自由時間に下りた坂をまた登って
さっきのお店に入りました。
Forget Me Not という名前の雑貨屋さん。
ハチドリが飛んでるパジャマを発見。
レースのつけ方とか肌触りの良さとか
ウエストがゴムでもちゃんと共布で
リボンを作ってあるところとか
丁寧な仕事っぷりがいいです。
しかも日本の品より手頃な値段。
自分用に買いました。
Pwell Craft(パウエルクラフト)という
質の良さに定評のある英国王室御用達の
老舗ブランドの品だそうです。
私は大量生産のものや早く簡単にできるものが
ダメだとは全然思っていません。
でもじっくり丁寧に作るものには
それなりのエネルギーが入っているので
そういうものに出会うとうれしいです。
この旅で他に買ったものは園芸用品、
キッチン用品など。
ジャガイモの芽むきナイフ、
ポーチドエッグ用シリコンや
レモン用ピーラー、チーズおろし器。
どれも可愛くてお料理が楽しくなりそうです。
日本円で200〜700円。
ふだんはこういうものに全く目がいきません。
できることならキッチンから遠ざかりたい。
でも旅先だと気分が変わるから不思議ですね。
旅から戻ると家事もなんだか楽しくなってきます。
だから私にはリズムが必要。
そして生活を楽しむ、質を上げるには
日常で使うものが一番大事だってことに
海外に出てやっと気がつきました。
日々なんとなく暮らしていると
自分がどんなものが好きなのか
わからなくなるときがあるんです。
この旅では自分の〝好き〟を
たくさん思い出しました。
本当によかった!
観光と最後の買い物を終えて
ロンドンにもどり夕飯の後は
数名でホテルの近くのパブへ。
長い長い一日が終わります。