イギリスからもどった後の変化〜私にもどる旅14
久しぶりの旅の話です。
またしばらくお付き合いください。
イギリスを旅しているあいだに
今までのサイクルが完全に終わったのを
感じていました。
植物、自然、アート、
絵本や童話、物語の世界、冒険。
自分の〝好き〟はたくさんあるのに
なぜそれにふれてこなかったんだろう？
帰国後はそれまでやっていた
ワークやセッションそのものに
全く興味がなくなってしまいました。
本当にやりたくてやっているのか
わからなくなってきたんです。
それだけじゃなく家のカーテンや
家具までも色あせて見えてきて
自分の目がおかしくなったのかと思いました。
転勤が多かったわが家にあるものは
好きなものというよりも前からあるもの、
とりあえず揃えたもの、
人からもらったものばかり。
あ〜、自分の好きなもので満たされたい！
自分のエネルギーが大きく動き
感じ方がすっかり変わったのを感じました。
旅のきっかけとなった真夜中の「コッツウォルズ」
あの言葉は私が私にもどるために
自分の内側からやってきたに違いありません。
旅からもどってしばらくして
ツァーで一緒だった人から
一冊の本が届きました。
旅で感じたことを俳句にし
彼女の自書で表したその作品は
今まで見たこともないような
斬新なものでした。
いつか実現したいと思っていたことを
彼女は実際に実現していたんです。
「自分の感性を作品に表す」
はるか彼方にあって漠然としていた願望が
私の中で目標に変わりました。
でもこれからどうしたらいいんだろう？
迷いの日々は次の旅まで続きました。
イギリスを旅した夫と私は
ガイドさんの勧めもあって
翌年アイルランドに行くことにしました。
次回からアイルランドの旅をふりかえります。
ヒースが満開のアイルランド
