聖地グレンダーロッホとアイリッシュダンス〜私にもどる旅17

 

2019年の旅をふりかえります。

 

 

ダブリンからバスで1時間半。

七つの教会の町と呼ばれる聖地、

グレンダーロッホに着きました。

 

森の中に静かにたたずむ

初期キリスト教会群跡です。

 

 

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聖ケヴィンがこの地で祈りと瞑想の日々を

送るようになったのがきっかけで

多くの追随者が出るようになり

修道院や教会が建てられて

今のような聖地になったそうです。

 

ちなみに聖ケヴィンの誕生は498年、

亡くなったのは618年だから120歳まで

生きたことになります。

 

今なら120歳の人いそうだけど

この時代にそんなに長く生きられたの?

と疑問がわいたので調べてみたら

「伝説によると」とありました。

奇跡を起こす聖人だからこその伝説ですね。

 


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30mを超す高さのラウンド・タワー。

ヴァイキング来襲時の避難場所でも

あったようです。

 

まわりはお墓だらけ。

そこを観光してまわるという

なんだかおかしな状況だけど。

聖地にお墓はつきもの。

 


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聖ケヴィン教会

 

 


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妖精がいるという林

 

見えないけどきっといるよね。

 

ガイドさんからアイルランド人の

約60パーセントの人が今も妖精の存在を

信じているという話を聞いてびっくりしました。

半数以上ですよ!

 

日本で見えないものを心から

信じている人ってどれくらいいる?

私自身もつい数年前まで

見えるものしか信じていなかったし、

今もまわりでこんな話をできる人はごく少数。

 

今の日本は宗教も機能していないし

親から子へと伝えることも少ないです。

見えないものを感じる感性を

磨く機会もあまりありませんよね。

 

でも信じられなくても何となく

感じるということはあるのでは?

 

私は前回2018年の旅で

体が見えないものを感じたから

またこうして旅をしているんです。

観光旅行が目的というよりも確認の旅?

に近いかな。

この旅では妖精にもきっと会えると

楽しみにしていました。

 

 

 

ここで少しケルトの話をすると

もともと中央ヨーロッパあたりの民族が

ヨーロッパ全域に広がっていって

アイルランドに来たのは紀元前300年頃。

 

ヨーロッパ大陸では次第にケルト文化が衰退し

島のアイルランドでは色濃く残った。

こんな感じでしょうか。

 

ケルト文化の特徴は、

文字で記録を残さないこと。

かわりに?音楽や詩、文学、美術などの

芸術活動は盛んなこと。

自然崇拝で輪廻転生を信じていること。

後に定着したキリスト教と融合し

独特のキリスト教文化を生み出したこと

など。

 

 

このお墓にもハイクロスという

独特のデザインのケルト十字架が

たくさんありました。

ちょっとわかりにくいのでこれは次回の

モナスターボイスでご紹介します。



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アイルランド一日目の行程が終了。

たっぷりケルトの風を感じて

バスでダブリンにもどりました。

 


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夜はアイリッシュダンスのお店で夕飯。

 

アイリッシュダンスといえば数年前に

母を連れてリバーダンスを観にいき

普段はほとんど感動を表さない母が

「生きててよかった~!」と言った

エピソードがあります。

 

そんな楽しみなダンスとお料理なのに

私は楽しむどころじゃなくて、汗。

時差と移動の疲れ、昼食の食べ過ぎ、

旅の興奮で目がまわっていたのでした。

 

それでも朦朧とするなか根性で

撮った動画がこれ。