これからは新しいエネルギーの時代だと思う私の感覚がおかしいのか?

 

先日、知人に勧められてこの映画をみてきました。

 

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行って良かったです。

7月の原発再稼働、新設のニュース以来、モヤモヤしていた心が少し晴れました。

これからは新しいエネルギーの時代だと思う私の感覚がおかしいのか?と思ったけど、世界の流れはやっぱりそうでした。

 

映画に出てくる福島の若者たちの取り組みに元気をもらいました。

作物とエネルギーを同時につくるソーラーシェアリングについて初めて知りました。

 

映画終了後に環境エネルギー政策研究所(isep)の所長さんから、世界のエネルギー状況についてお話がありました。

今、世界は依拠するエネルギーを持続可能な自然エネルギーに移行している真っ最中。

太陽光発電は10年前に比べ、性能は比べものにならないくらい高く、コストは安くなっているそうです。

最後の「今の日本はバックミラーを見ながら後ろに進もうとしているようなものだ」という言葉がとても印象に残っています。

 

今年は今まで以上に原発の恩恵を受けました。

これからますます電力は必要になりそう。

だから再稼働?

 

いやいや、後戻りはないでしょ。

震災後の福島の事故は本当に怖かった。

もうあんなに怖い思いはしたくありません。

安全に新しいエネルギーに移行してもらいたい。

他の国でできているのだから日本でもできるはず。

 

 

ところで太陽光発電でつながったのが、この夏3度も通った北杜市の風景。

清里小淵沢でやたら見かける太陽光のパネルを

不思議に思っていたら、送迎してくれたホテルマンが理由を教えてくれました。

 

北杜市は日本で一番日照時間が長いそうで、再生エネルギー買取制度がスタートして以来、民間事業者の参入が相次ぎ、住民との十分な話し合いがないままパネルを設置。

結果、美しい里山を削り景観の悪化と災害の可能性が問題となっているそうです。

自然エネルギーに移行するために自然を削る?ってとても変な話ですね。

 

まさか楽しい旅の景色がエネルギー問題につながるとは。

水力、風力、太陽光、地熱、バイオマス、どのエネルギーも美しい里山を壊すことなく広がってほしいもの。

 

映画をきっかけに、自分で調べる、確かめる、考えることが始まっています。

今まで見えないエネルギーには興味深々だったのに、毎日使っているエネルギー事情についてはあまりにも無関心で使い方も無頓着だったなぁと猛省しています。

 

原発に賛成の人も反対の人も、関心がある人も無い人も。

今を見つめ未来を描くきっかけにしていただきたいです。

東京ではポレポレ東中野で上映中です。