蝶が舞う里

 

先月、清里小淵沢に行きました。

ホテルのまわりを散策していたとき、一本の木に釘づけになりました。

満開の白い花にたくさんの蝶々、蜂、甲虫が群がっていて、まるでレストラン。

あたりは静かで、虫たちが花を移動する羽音と花粉が落ちる音だけ。

 

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何の木か気になって調べたら、どうもリョウブという木らしいです。 

たくさんの命を育てていてすごいなぁ。 

こんな木になりたいな。

 

 

蝶の名前を知りたくて図書館で本を借り、蝶が訪れる庭「バタフライガーデン」という言葉を知りました。

また散策中に突然目の前に現れた美しい蝶は1,000キロも旅をする蝶アサギマダラでした。

 

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フジバカマなどの好きな花を求め、旅の途中にあちこち立ち寄るそうです。 

なんかロマンがあるなぁ。 

私もバタフライガーデン作ってみようかな。

 

それにしても一度に蝶を何頭も見たのは子供のとき以来。 

この旅で強烈に印象に残った光景です。 

あれからずっと頭の中を蝶が舞っています。

 


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ところで蝶といえばこんな思い出が。

子供が小学生の頃に青虫をカゴに入れて観察していたときのこと。

あるときから動かなくなり萎んできて、おかしいなぁ、蛹になったのかな?とよ〜く見ると、青虫のは横に小さな卵?繭?がたくさん!

 

「わー、なんだなんだ!!!」

思わず叫んでカゴを外に放り投げかけて、私は手を止めました。

この卵の正体は?

いったい何が出てくるの?

生来の好奇心がムクムクと湧き上がる。

せっかくだから正体を見ようよ。

結局、怖いもの見たさで育てたんですねー、笑。

というか放ってただけどけど。 

さて何が出てきたでしょうか。

 

答は小さな小さな蜂。 

今のようにすぐネットで検索できないので図書館で調べたら、なんと寄生バチでした。 

ちなみに青虫が蝶になる確率は1%にも満たないそうで、またまたびっくり。

 

それにしても寄生されちゃうなんて衝撃。 

蝶になれる青虫はかなり運がいいということかな。

もしかして私達にも似たようなことが起きてるのでは?  

思えば生まれたときからこの歳になるまで、虫やらウイルス、菌など見えない微生物などいっぱい体に入ってるはず。

しかも頭のなかは自分以外の誰かのアイディアや考えでいっぱい。 

純粋な自分は今いずこ。

 

そうすると死ぬまでに蝶のように変容し羽ばたく人っていったいどれくらいいるんだろうね。 

ちょっと興味深いです。 

そして私が蝶のように羽ばたく日は来るのか???

 

あらら?

私は木のようになりたいのか、蝶のようになりたいのか。

うーーーん、やっぱりあちこち旅する方がいいかなあ。

 

 

 

 
 
 
 
 
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A post shared by Fuyumi Shimokawa (@story_huyunomi)