7割から4割へ

 

ここのところ夫との関わり方が

少し変わってきました。

 

今まで7割夫に割いていたエネルギーを

4割くらいに減らしました。

 

もうかなり自分のことは自分で

できるようになったから

過剰にサポートしないことにしました。

 

訪問看護師さんが「こんなに目覚ましく

回復している人を初めて見た」

って言うんです。

不思議なものでそう言われて

私は逆に不安になってきました。

 

そろそろ夫を放っておいてもいいのでは?とか

ゆっくりよくなっていく方がいいのでは?

などと思ってしまいます。

 

まぁ、早くよくなるにこしたことは

ないんですけどね。

まわりのサポートが手厚すぎて

逆に自分で治ろうとする力が弱くなる、

なんていうのは避けたいです。

 

なぜこんなことを思うかって、

以前人のケアをする仕事をしていた時に

相手と距離をおいたとたんに

相手のスイッチが入ったことが

何度かあったんです。

 

人の心はとても不思議です。

ただ寄り添って優しくしているだけだと

すっかり頼ってしまって自分のスイッチが

入らないんですよね。

 

夫は回復はしているけれど私はモヤモヤする。

それは「自分に治る力がある」

ってことを夫がまだ気づいていないから。

だから7割から4割なんです。

 

 

これは病気に限らずいろんな場面で共通する

とても深いテーマだと思います。

 

自分が無力だと思っているときは

力を外に求めるでしょ。

助けてくれる何かがあれば

掴んで放しません。

 

私自身、何年もそういうことを

繰り返してきたんです。

様々な情報、出会い(人、学び)、

モノ(資格、サプリやグッズ、お守り)を手に入れ

自分に力をつけてきたつもりだったけど、

 

外側にいろいろあるあいだは、

自分の内側の力は表に出たくても

出られずにいたわけで、

シンプルになるほど力強くなるんだから

面白いもんです。

 

今は無力な自分は卒業、

おかげで皆無だった自分の自信が

少しずつ芽生えてきました。

 

今は介護という思わぬ展開になったけど

自分はよくやってるな、

今までもよく頑張ってきたなと

認められています。

結果としてこれが私自身の健康に

つながっています。

 

今はコロナで無力感を感じている方が

多いと思いますが

自分の治癒力、生活力を取りもどす人が

増えることを祈ります。

 

そうそう。

治る力があってもワクチン接種は大事。

夫は予約できました。

私はいつになるでしょう。

 

f:id:freshmomo:20210522235700j:image8の字花芯のガーベラさん