古本屋の店先で懐かしい本を見つけました
一昨日昨日と故郷に帰っていました。
先月帰省したときは自分の部屋を可愛く飾り
どこもかしこも磨きたてていた義母ですが、
今は病院に移りベッドで過ごしています。
ネコのぬいぐるみをしっかり抱いて
とても穏やかな表情をしていました。
手を握ったら予想外に力強い力で
握り返してくれました。
病院から宿に向かう途中、
古本屋の店先で懐かしい本を見つけました。
100円でした
この本は精神科医キューブラーロス本人による
自伝です。
彼女は死の受容のプロセスなどをテーマに
たくさんの著書を残しています。
短いあいだだけど緩和医療の世界を覗いた際に
この類いの本を片っ端から読みました。
あの頃は死がとても怖かったから。
もちろん今も怖いのだけど受け容れる準備は
ゆっくりと進んでいます。
何度も読んで手放したこの本を
またまた手に取り読み返してみたら
まるで新しい本を読んでいるみたいに
ドキドキします。
気がついたのは数年前に読んだときには
理解できなかったことだけじゃなく
理解したくないこともあったんだってこと。
今の私には響く文章がたくさんあります。
このタイミングで本に再会したのも
著書にあるように「偶然はない」 のでしょうね。
今回は実母に会う時間が取れなかったけど
また近いうちに会いに行きます。