「トレイルランニング」と芝生の上のシャンパングラス

 

昨年に引き続き静かな連休です。

 

前回書けなかった夫の面白い話について

書いてみます。

 

 

私がモヤモヤしていたあの日の夜

夫がこんなことを言いました。

 

今朝、夢を見たんだよ。

夢というか… 

頭にふっと浮かんだんだ。

 

トレイルランニング

 

へっ!?

 

トレイルランニングって

あの山道走るやつよね。

 

介護中の夫の口から信じられない単語が

飛び出しました。

元気だった頃でさえ出なかった言葉。

 

きれいな景色のところを走ったら

気持ちいいだろうなって思ったんだ。

 

うん。

そりゃそうだ。

 

でもずっと運動してないよね、汗

もう若くないし要介護2なんだけど。。。

 

心の中でこんなことを思う私は

夫の完全復活を信じていないのか?

 

いやぁ、それにしてもこの単語を

引っ張り出してきた夫の頭に関心しました。

 

 

以前、奥多摩を二人で歩いたときに

横を走っていく人達がいたんです。

きっとその時のことを

思い出したんでしょうね。

 

f:id:freshmomo:20210501214240j:image

f:id:freshmomo:20210501214230j:image

2018/11

 

夫は学生時代に陸上をやっていたけど

長く運動から離れていて

今回の不調も運動不足が影響してるかも。

だから本人も運動しなきゃという

気持ちがあるんだろうな。

 

ちなみに脊柱管狭窄症になった人、

介護を受けていた人で回復して

走っている人がいるかどうか検索したら

結構いました。

でもそれまで運動していたり

年齢も若い人が多いです。

 

だから夫が走る日を今はイメージできません。

でも多摩を歩くことは可能な気がしてきました。

 

不思議なもんです。

昨日まで公園まで行けるかを心配してたのに。

 

 

夫の頭に浮かんできたことに

意味はないのかもしれません。

でもここから何がどう展開するか

わからないので書いておこうと

思いました。

 

少なくとも景色のいいところを

走っている自分を想像するだけでも

体が回復しそう。 

治っている自分に意識が向くって

すごいことですよ。 

 

夫の夢?の話で思うようにいかない毎日に

ちょっとだけ明るい光がさしました。

 

 

 

続いて今度は私の話です。

10日ほど前のこと。

寝る前にいつもの瞑想をしていたら

芝生の上のシャンパングラスの映像が

パッと頭に浮かびました。

 

あー、これ決行しよう!

 

まだ緊急事態宣言前だったので

さっそく可能な公園を探して

娘にも協力してもらいタクシーで

夫を連れ出しました。

 


f:id:freshmomo:20210427201706j:image

 

頭に浮かんだとおりグラスを持参。

やっぱり紙コップより美味しい。

 


f:id:freshmomo:20210427201655j:image

 

座っているのはお気に入りのステッキチェア。

疲れたら傘みたいに広げて

座れるステッキを見つけました。

f:id:freshmomo:20210501214301j:image

意外と軽いです

 

これで安心して椅子がないところにも

出かけられるようになりました。

 

 

f:id:freshmomo:20210428003132j:image

公園でモグラ塚を発見

 

滞在時間一時間半のピクニック。

久しぶりの屋外で気持ちのいい

時間を過ごしました。

 

 

頭に浮かんだことを実行できたとき

とても嬉しいです。

自分からのメッセージだと思っているから。

特に今は「夫が回復するには?」と

問い続けているのでいろんなヒントが

やってきます。

 

そうそう。

「温泉に行ったらすごくよくなりそうな気がする」

という夫の言葉は今は聞いてあげられません。

でもその日はすぐにやってきそうです。

 

 

 

モヤモヤした日の過ごし方

 

脊柱管狭窄症の夫の介護中です。

前に比べるとずいぶん回復したけれど

いつもいつもスムーズというわけじゃ

ないんです。

 

回復のプロセスには波があって

一日一日状況が変わります。

目を見張るほど良くなるときもあれば

思うようにいかないどころか

まるで元にもどっているような

不安を感じる日もあります。

 

これを書いている日以外は

ほぼ停滞しているといっても

いいくらい。

 

 

私は人に聞かれない限り

こんなときの話をあまり書いたり

話したりしません。

それはイライラや不安、怒り、

悲しみなどの感情をわざわざ

再現したくないからだけど、

 

実はこういう味わいたくない

感情の日の方がはるかに多いわけだから

こはちゃんと書いた方が

いいんじゃないかとふと思いました。

 

 

実はここ数日モヤモヤしていたんですよ。

一つは、夫の回復が停滞していたこと。

こんなときは、あれがよくなかったのか?

と原因をあれこれ考え始めて

目の前の状況を「悪いこと」として

見ている自分に気がつきます。

ふだんは「幸運は不幸の顔してやってくる」

なんて人に言っているのにおかしいでしょ。

やっぱり見かけに騙されがちな私です。

 

 

もう一つのモヤモヤは、目標だった

公募展の締め切りが昨日だったこと。

タイトルと主人公が頭に浮かんでいたけど

結局今回は無理しない選択をしたので

また別の機会にチャレンジすることに。

 

今はがんばるときじゃないって

私の頭はわかっているんだけど

体が納得していなくてドヨ〜ン。

受容れるってなかなか難しいですね。

 

こんな気分が夫にも伝わるのか

「今日はお散歩やめとく」って。

ふー、なかなか思うようにいきません。

まぁお互い気持ちの波があるから

しょうがない。

 

 

こういうときは人のことはおいといて

自分の世話をしてあげるに限ります。

これは気分を変えるのにとても効果的。

気分が変わればすぐに元気になります。

 

 

 

昨日は私のパワースポット、図書館に

出かけました。

新しいチャレンジのために参考に

なりそうな本を数冊借りました。

ちゃんと自分のやりたいことのために

一歩を踏めたことがうれしかったです。

 

結局、目標を達成するとか、

結果を出すということよりも、

誰かのためじゃなく自分のために

コツコツやれていることが

私の喜びなんだと思いました。

 

この年齢になっても

こんな社会情勢でも

今は自分を優先できない時期でも

目標がある、やりたいことがある、

小さくても一歩を踏めているって

とても幸せなことですよね。

 

急がずゆっくり一歩ずつ

家族も巻きこみながら歩いていこう。

 

そんなことを思っていたら

夫がびっくりするようなことを言い出して

それを聞いて私のモヤモヤはすっかり

吹き飛んだのでした。

とっても面白い話なのでこれはまた次回に。

 

そして今日は久しぶりに用事があって

友人と公園で会いました。

 

 

f:id:freshmomo:20210422000830j:image

 

 


f:id:freshmomo:20210422000822j:image

 

 


f:id:freshmomo:20210422000838j:image

 

 


f:id:freshmomo:20210422000834j:image

銀杏の落花とモグラ

 

 

久しぶりにマスク越しの会話と

たくさんの緑に癒されて元気になりました。

 

 

 

 

大切な人を支えるためのワーク

 

夫のその後です。

 

食欲がもどって体重も増えてきました。

 

湾曲していた背中が少しずつ伸びていて

睡眠時のリクライニング角度が

真っすぐになってきています。

 

靴下も一人で履けるようになり

お散歩時には私につかまらなくても

歩けるようになりました。

 

そして今日またいいことがありました。

夫と内科に検査結果を聞きに行ったら

完全に正常値にもどったから

肝臓の薬はもう飲まなくていいって。

やったー!

 

f:id:freshmomo:20210414233742j:plainもうすでに、たまにアルコールいただいてます

 

 

血圧も正常値になったので

前回から薬は半量に減りました。

一応用心のため投薬はされたけど

この分だと薬が完全に要らなくなりそうです。

 

 

2月の介護申請時にはここまでの回復を

予想できないくらいの体調と痛みで

鬱症状も出ていたから回復の流れに入って

本当によかったです。

 

もう少し安定しステッキが必要なくなったら

ケアマネさんに介護卒業時期を

相談しようと思います。

 

 

実は夫の介護が始まってひと月ほど経った頃に

こんな復活のイメージをメモしていました。

「夫が最善の治療を受けることができ症状が快癒、昔の笑顔がもどり姿勢も真っ直ぐ回復、復活!」


「夫と私はウォーキングで筋力がつき旅を楽しめるように。おかげで病気とは無縁」


「食生活が変わったおかげで私も夫も今までの治療が必要なくなり生命力もアップ、若返っていいことだらけ♪」

 

すごい! 

今週末にはトライアルで栄養士さんの

指導を受けることになっているから

全部書いたとおりになりそうな予感。

 

 

介護が始まった当初、

私は今までになくエネルギーにあふれていて

夫は私が守る!と決心しました。

今思うとあのときの決心がいい流れを

つくっているように思います。

 

 

ここで前回の記事で書いた⑦の寝る前のワークを

ご紹介します。

 退職後の夫に復活の兆し

 

これはワークというよりも実験みたいなもので

特別なスキルはないけれど

なんか優しくていい感じなんです。

 

ただ「全てがつながっている」が前提なので

誰もができるかというと私にはわかりません。

私自身いろんなつながりを絶って

生きた時間があまりにも長かったので

この感覚を取りもどすまでには

ずいぶん時間がかかりました。

 

というわけでこれを読んでくださっている

皆様の参考になるのかならないのか?

とにかく書いてみます。

 

 

 

私がやっている寝る前ワーク(夫が寝たあと)

ハイアーセルフと一体になる

 ※ハイアーセルフは自分のことを一番よく知っている自分

・地球と一体になる

新宿御苑のハルニレの木や

 アイルランドで出会った石、ヒースなどに

 写真を見ながら意識を向ける

・天使や仏様に意識を向ける

・家やベッドやお布団に意識を向ける

 

これはもともと夫のためというよりも

自分を整えるためにやっていたんです。

誰かに何かをしてもらわなくても

瞬時にリセットするために。

 

ついでに夫に意識を向けていたら

(そばにいるときは体にふれて)

夫の体がピクピクと反応し始めて

緊張が解放されるようになりました。

 

ある日、夫の体にふれていたときに

自分の中から熱いものがあふれてきて

あー、やっぱりスキルじゃない!と

感じた瞬間があります。

 

人から「スキルじゃないよ」とアドバイス

されることが多かったんです。

 

今まで自分の力を補うように

新しいスキルを次々と得て

できるようになったことも

たくさんありますが…

 

結局全て手放したのは

自分の外側の道具ばかり増えて

内側にある本来の力が

表に出にくくなっていると

感じたからでした。

道具が多いとどうしてもそれに

頼ってしまうんです。

 

私は夫にふれているとき体で感じました。

やっぱりスキルじゃなくてハート(愛)だって。

ハートが一番の特効薬だと

当たり前のことに気づいたんです。

 

あのとき自分の中からあふれてきた

熱いものは私のハート。

 

 

「全てはつながっている」ことを

深く実感できるようになった今、

私とつながっているものたちが

私の夫を守るという決心を

いつも応援してくれているのを感じます。

 

自分の家そのものが、部屋が、植物が

私たちがいる空間をやわらかく

包み込んでくれているのを感じ

とても温かい気持ちになります。

 

私が感じる心地よさは循環し

さらに心地よく広がって夫にも

伝わっていきます。

その働き方はとてもおだやかで

優しくて制限がありません。

私はこんなのが大好きなんです。

 

結局、もしあなたが何もできないと

思っていたとしても

あたたかいハートがあれば

大切な人を支えることは

できるってことですね。

あーよかった。

 

 

 

退職後の夫に復活の兆し

 

2月に脊柱管狭窄症と診断され

現在介護中の夫のその後です。

 

まだかがんだりする姿勢が取れないけど

日に日に元気になっています。

肌がきれいに姿勢も少し良くなりました。

 

パジャマ姿じゃなくお気に入りの普段着で

過ごす日が増えたのがうれしいです。

 

 

一昨日、歩いてすぐの創作料理店で

家族そろって夫の退職祝いをしました。

 

はじめ家でやろうと思ったけれど

せっかくのお祝いだから出かけることに。

そして久しぶりにアルコール解禁。

シャンペンで乾杯しました。

 

f:id:freshmomo:20210404202428j:image

料理長からのプレゼント

 

ふだんあまり食べない夫だけど

美味しいお料理をよく食べました。

 

これが呼び水になったのか

この時から食欲が回復したみたいです。

翌日から家でもよく食べるようになりました。

 

奮発して外でお祝いしてよかったなぁ。

お料理が美味しいのはもちろんだけど

気分が変わるのって本当に大事ですね。

 

 

ところで夫の後頭部に最近

ふわふわした毛が生えてきました。

さわると小鳥のようで気持ちいい♪

 

中年を過ぎてからだんだん薄毛になり

地肌が見えるくらいになっていたんです。

仕事をやめたら髪が黒くなったという話は

いろんなところで聞くから

もしかしたらこれから髪の毛がふえるのでは??

 

退職後のこれからの変化が楽しみです。

痛みもすっかり取れて今後手術の必要も

なくなるといいなぁ。

 

最近は私の介助もあまり必要と

しなくなってきたので

意外と要介護卒業は早いかもしれません。

 

 

そうそう。

夫の体の回復に役立っていると

思われることをちょっと書いてみます。

 

①週一の訪問リハビリ

②近所のお散歩(雨の日以外)

③お散歩後のリラクセーション法(筋肉を弛める)

③食欲のない朝はスムージーか生ジュース

④部屋にあちこち花を飾る

⑤寝具や普段着は明るい色にする

⑥ノンアル生活(最近、微アルが仲間入り)

⑦寝る前のワーク

 

夫の復活を目標に私ができることを

いろいろ試しています。

もともと実験好きなので

思いついたことは全部やっていて

それが⑦の寝る前ワークです。

これについてはまた詳しく書きますね。

 

今は夫中心の生活だけど

在宅勤務の娘がいるので助かっています。

介護している身にしては

かなり息抜きできています。

 

でもやっぱりもう少し集中できる

時間がほしいですね。

何かを生み出すときは100パーセント

エネルギーを注ぎたい。

でも焦らずゆっくり一つずつ。。。

夫の回復と同じペースで進んでいこう。

 

 

「どうぞ」「どうも」の声がひびきあう

 

夫の介護認定審査結果が届き

要介護2となりました。

今は審査時ほど私の手を必要と

していませんが、

せっかくいただいた機会なので

有効に活用して介護早期卒業を目指します。

 

 

今日は夫をお花見に誘ったら

珍しく乗り気だったので

思い切って近くのバス停から

公園までバスで行きました。

 

席が空いていなかったけれど

すぐにご高齢のご婦人が

ステッキを持った夫に席を

ゆずってくださいました。

 

乗客の多くが高齢者で

席を譲る人、譲られる人の

「どうぞ」「どうも」

の声が車内にひびきあい

あたたかい空気に包まれました。

 

あー、この感じいいなぁ。

夫の介護をすることがなければ

こんな体験はできなかった。

 

知人にご主人の介護の時期は

楽しかったという人がいて

そんなのウソだ〜と思っていたけれど

今ならちょっとだけわかります。

 

今私はとても豊かな時間を

過ごしているんだなぁとつくづく思います。

もちろん長期介護になったり

先が見えず症状が重い場合は

こんな余裕はないでしょうけど。

 

 

 

公園の桜は満開でした。

お花見できてよかったです。

 

f:id:freshmomo:20210331000944j:image

 


f:id:freshmomo:20210331000955j:image

 


f:id:freshmomo:20210331000951j:image

 


f:id:freshmomo:20210331000948j:image

 

 

 

ところで話変わって2019年の

アイルランドツァーにたまたま二人の

整形外科医が参加されていて、

お二人から別々に同じ話を聞きました。

 

「骨密度検査はちゃんと整形で受けた方がいいよ」って。

機械が別物なんだそうです。

 

freshmomo.hateblo.jp

 

これはだんだん身長が縮んできていた

夫へのメッセージだと直感し、

帰ったら検査に連れて行こうと

思っていたのですが、

 

夫はイヤだというし私の方が膝腰を痛め

治療することになったので

それっきり夫の検査はしないまま。

 

あのとき一緒に検査していたらと

思うこともあるけれど

今回のようなことがないと

動かないこともあるんですね。

きっと退職するなんていう

展開はなかったのです。

 

退職は大きな転機。

確かに痛い思いはしましたが

ここからまた新しいことが

始まっていきます。

 

それにしても旅先に限らず

必要な出会いを果たしている私たち。

 

明日はいよいよ夫の退職日。

これからまた新しい出会いが増えそうです。

 

 

絵本をつくろう♪

 

やっと2018~2019年の旅を終えました。

私にもどる旅〜2019年アイルランド・スコットランド編

 

4~5記事で終わる予定が

24記事にもなってしまい

おかげで眠っていた写真を

たくさんシェアできました。

 

 

 

2019年秋、旅からもどってしばらくして

私の頭にポ~ンと「絵本」という

単語が浮かんできました。

 

数年に一度こういうことがあります。

これはこっちに行くと楽しいよっていう

道案内のようなものです。

でも単語だけなのでよく迷います。

 

絵本のような世界からもどったばかり。

でも絵本をどうすればいいの?

絵本の読み聞かせ? それとも読書会?

あれこれ考えてもピンとこず。。

 

図書館で懐かしい絵本を手に取ってみたり

知人に誘われた絵本作家ターシャチューダーの

関連イベントに参加したり、

一人で軽井沢の絵本美術館まで旅したり。

 

それはとても楽しかったけれど

何のために自分がそこにいるのか

わからないまま。

こういうときは寝かせるに限ります。

 

こうして時間が過ぎるうちに

目指す方向、テーマが明確になり

やりたいことの輪郭が少しずつ

はっきりしてきました。

 

そして今年になって人を介し頻繁に

「絵本をつくる」のメッセージが

やってきたのです。

 

それまで絵本は読むものだと

思い込んでいたけれど

「つくる」と思ったら

急にワクワクしてきました。

 

私にとってこの感覚は

やろうよ!っていう合図です。

 

 

こうして「絵本を読む」が

「絵本をつくる」に変わり

私の新しい目標になりました。

 

私の性質を生かせる場所で

独自の感性を表現していくことが

誰かの癒しや希望になり

いつか自分の豊かさにも

つながるなら最高です。

 

ただ問題がひとつ。。

私は絵をちゃんと描いたことがないし

専門的な勉強もしていません。

もう若くもありません。

そんな私が絵本をつくれるのでしょうか?

 

「いやぁ、できるでしょ」

ともう一人の自分が答えます。

「伝えたい思いを形にするだけだよ」って。

 

そうだ、つくるだけなら簡単かも。

絵本をつくる方法も形も

いろいろありそうです。

それを見てもらえるかどうかは

そのとき考えればいいですよね。

 

気が変わっても途中で投げ出しても

いいじゃないですか。

とにかく楽しくやれることが

今の私に必要。

 

外に出なくてもできるから

夫を介護しながらでも取り組めます。

急ぐ必要もありません。

 

 

自分らしい生き方を求め

何度も迷子になりながら

経験してきたいろんな出来事が

私の伝えたい思い、世界観を

大きく育ててくれていたことに

気づきます。

 

自分の人生をあきらめずにいて

よかったなぁ。

いつも道案内し続けた自分自身に感謝。

 

 

これからやっと始まります!

 

 

f:id:freshmomo:20210329233755j:image

2019、秋 軽井沢絵本美術館

 


f:id:freshmomo:20210329233809j:image

 

 


f:id:freshmomo:20210329233813j:image

タリアセンで遊ぶ

 

 

リハビリはすごい!

 

夫のその後の話です。

 

まだ腰の痛みはありますが

リハビリのおかげで動きがとてもよくなりました。

足取りも前よりしっかりしています。

 

私も無理矢理引きずってお散歩に

連れだした甲斐がありました。

 

ここまで回復してよかったな〜。

食欲も出てきたし散歩も嫌がらなくなりました。

(あきらめた?)

なにより笑顔が増えたのが嬉しいです。

 

まだ油断はできないけれど

一時期のどうにもならない状況から

抜け出せました。

 

かかりつけ医のアドバイスをきいて

すぐに介護申請手続きをし

訪問リハビリを選択できたのは

本当に良かったです。

 

夫の介護申請をしたのが2/22、

あれからひと月経ちました。

認定の可否はまだ届いていませんが、

今は予測による暫定ケアプランで

結果を待たずにサービスを受けています。

 

タイミングが遅れると痛みで

動けないまま筋力も気力も落ち

寝たきりになるリスクもあるから

早い利用ができたのは幸いでした。

 

 

今年になって同時期に夫と姉の

2人のサポート(1人はメールと電話で)を

することになり、

いろいろ気づいたことがあります。

 

2人ともリハビリで機能が回復してきています。

ここで大事なのは、

治すのは医者でも薬でも介護者でもなく

本人だということ。

もちろんリハビリ担当者が治してくれる

わけじゃない。

 

本人が内側から治ろうとしないと

そのとき限りで何も変わらないんです。

 

夫の場合、このスイッチがなかなか入らず

私は一人モヤモヤしていた時期がありました。

 

 

国際障害者世界行動計画による

リハビリテーションの定義(1982年)は、

「身体的、精神的、かつまた社会的に最も適した機能水準の達成を可能とすることによって、各個人がみずからの人生を変革していくための手段を提供していくことをめざし、かつ時間を限定したプロセス」

 

みずからの人生を変革していくための手段!

なるほど。

いただいているものを自分で活用していかなきゃね。

今は習慣を変えるチャンスなんです。

それはサポートしている私自身にも言えること。

この2が月半は私の中の愛を育てる時間でした。

 

これから夫婦のコミュニケーションが変わります。

今日も夫の尻を叩いて散歩に出かけました。

 

 

姉は今日退院しました。

夫は来週が退職日。

予定より5年ほど早い退職だけど

今までよく頑張りました。

家族揃ってお祝いします。

 

あー、やっと春が来た♡

 

 

f:id:freshmomo:20210325001113j:image

 

 

今までとは違うことをやりたい季節です

 

今日は春分の日

冬が終わり春到来。

 

昼が長くなっていくにつれて

夫の回復も進んでいくような

希望を感じる日。

 

 

夫の退職日が月末となったので

先日私が代わりに職場の荷物を

片付けに行きました。

 

職場ではまだ皆さんお仕事中。

私は静かにロッカー、机の上、引き出し、収納棚と

メモしたとおりに荷物を仕分けしました。

 

捨てるもの、置いていくもの、持ち帰る物。

文具や備品類は写メを送って確認してもらい

ました。

こういうときスマホは本当に頼りになります。

 

大量の書籍、書類も言われたとおりに全処分。

あ~、すっきりした!

あとで大事なものが入ってたとか言っても

知らないよ。

 

家族の写真や渡していたお守り類は持ち帰って処分。

これが大量の書類の中で働いていた夫に

果たして役立ったのか?は不明ですが

私もいろいろサポートしてきたんだなと

自分を認めることができました。

 

持ち帰る物をスーツケースに詰め

枯れかけた蘭の鉢を袋に詰め

職場の皆様にご挨拶。

 

皆さんあたたかく声をかけてくださり

感謝の思いでいっぱいになりました。

 

思わぜウルっときた私ですが

代理で来てよかったと思いました。

夫は泣き虫なのできっと嗚咽して

泣いたと思います。

 

 

本人はこんな形で退職するとは

想定していなかったと思いますが

いつかポッキリ折れそうだったので

これも自然な流れです。

今は回復に向けてゆっくり休んで

もらいたい。

 

最近、少し動けるようになった夫と

家の周りを散歩しています。

ステッキ片手に私の腕をつかんで

一緒に歩きながら他所のおうちの

お花を楽しんでいます。

若いころに手もつながなかったのに

この年齢で腕を組んで歩くとは(笑)

 

 

f:id:freshmomo:20210320232022j:image

 

 

f:id:freshmomo:20210320232027j:image

 

 

f:id:freshmomo:20210320232033j:image

 

 

帰宅後のノンアルビールが美味しいらしいです。

こうなったら家で添加物なしの

美味しいのをいろいろ作ろうと思いたち、

ココナッツウォーターやザクロ酢など

買い足しました。

 

今まで自分用にときどき作っていた

シークァーサーサワー(ノンアル)は

大好評です。

酔った気分になるそうでよく作ります。

 

シークァーサー原液をコップにちょっと、

メープルシロップティースプーン半分くらい、

そこに炭酸を入れると完成です。

アルコール控えたい方はぜひ試してみてください。

 

 

そんなこんなで目の前のことに忙しい日々ですが

なんとか過去旅日記もあと2~3記事で終了。

 

やっと次のことにかかれそうでホッとしています。

この旅日記も実は次にやることの準備なので

きちんと締めくくりたいです。

 

次にやることは「今までやったことがないこと」

です。

何をやるのかはまたの機会に書きますね。

 

実は夫も最近こんなことを言っています。

「せっかく退職するのなら今までとは

違うことをやりたい」って。

 

私も賛成です。

 

人生は一度きりだから。

 

やりたい気持ちがあるなら

やったほうがいい!

 

 

 

 

夫のリハビリが始まりました

 

1月末に夫が腰を痛め自力で動くのが

難しくなったため介護申請手続きをしました。

今はその可否を待ちつつサービスを受けています。

 

先日、訪問看護と訪問リハビリを受けました。

男性看護師さんの問診があり

体重が激減していました。

 

すっかり筋肉落ちちゃって歩けないよね。

ひと月痛みでベッドの上の生活だったから

食欲もなく大好きなアルコールもやめて

カロリー不足になっているようです。

 

私もそれが心配だったのでかかりつけ内科で

高カロリージュースを処方してもらいました。

やっぱり仙人のように空気だけでは

生きていけません。

食欲は生きる意欲みたいなもんだから

これをしっかり見たいです。

 

最近朝はスムージーを作るようになりました。

ナッツ類も入れると美味しいですね。

どうして今まで作らなかったんだろう。

 

断酒しているのでノンアル飲料の量が

増えています。

今はアルコールを我慢しているから

しょうがないと思うけど

炭酸がけっこう食欲に響くので

ご飯前には飲まないよう目を光らせています、笑

毎日子供を相手にしているようです。

 

おやつにはタンパク質が取れるもの、

ヨーグルトやプリンの出番が増えました。

ここで以前ワークショップで作った

低糖質高たんぱくスウィーツが役立ってます。

 

午後からは作業療法士さんによる

初リハビリでした。

初回なので様子を見ながら丁寧に

夫の背中の筋肉を解してくれました。

当日はその効果がわからなかったけれど

翌日からすごく動きがよくなってきて

痛みもかなり引いたようです。

 

たった1度のリハビリでこんなに

変わるんですね。

こんな機会を持ててよかった〜。

 

 

夫がちょっと元気になって安心したせいか、

このひと月私の中で燻っていた感情が

一気に顔を出してきました。

 

イライラ、怒り、悲しみ。

 

自分ではどんな変化も受け入れて

楽しんでいるつもりだったけど

私かなり我慢していたんだな。

 

今まで私の言うことをちゃんと

聞いてくれていたらこんなことには

ならなかったよね。

 

なんだかすごく腹が立ってきました。

怒ってもいいよね。

自分の体の世話は自分でやって!

 

怒りがおさまらないので久しぶりに

夫をおいて近くの公園までサイクリング。

その後ケーキ屋さんで小さなケーキを買って

一人で食べました。

満足、笑。

 

夫が元気になるたびに

ハー!?💢 

となる会話が増える予感。。

 

我慢はほどほどに。

怒りも悲しみも流れるままにしておこう。

きっとその先に喜びがあるからね。

 

 

f:id:freshmomo:20210313000220j:image

 

f:id:freshmomo:20210313000250j:image

公園にて

 

 

 

 

夫の介護申請のその後と姉のリハビリの話

f:id:freshmomo:20210307003206j:image

梅ヶ丘公園の鶯

 

 

先日、介護関連の手続きが

一通り終わりました。

 

介護ショップの人やケアマネジャーさん、

認定審査員、訪問リハビリ担当看護師さんと

打ち合わせしてたくさんの書類に

ハンコを押しました。

 

ベッド以外に持ってきていただいたものは

階段上の手すり棒、トイレ用手すり、

お風呂用の椅子、四つ足ステッキ。

おかげでずいぶん動きが楽になりました。

 

それにしても私は元気だから大丈夫だけど

もし老老介護なら人の出入りだけで疲れそうです。

今回、老老のちょっと手前でいろいろ

体験できて練習になったかな。

 

また同じ介護申請でも親と夫では

自分の気持ちが全然違うなぁと思いました。

親はいつかは先にいなくなるものだけど

夫にはまだまだ元気でいてほしいもの。

 

言うこと聞かなくて腹立つことも多いけど

もっと夫を大切にしてあげようという

優しい気持ちになっています。

 

 

その後、夫は痛み止めと湿布薬、

内科で処方されたエンシュアという

高カロリー飲料のおかげで

少しずつ食欲も出てきて動きも

かなりよくなりました。

心配だった血液検査も問題なくて

本当にホッとしました。

 

認定の可否がわかる頃には元のように

動けるようになっているかも。

もし認定がおりない場合は

その場合は利用分を自費で支払う形になりますが

介護の必要がない状態が一番だから

早く元気になるよう祈ってます。

 

夫婦で断酒して一週間。

スーパーでノンアルを探し求める日々です。

そのうちノンアルも要らなくなるといいのだけど。

 

食事もバランスが取れるよう見直しています。

今は生活全般を見直すチャンスです。

 

 

今日は布団カバーを思いっきり明るい色に

新調しました。

まるで春が来たようでとても喜んでいます。

たかが布団カバーだけどこれだけで

生命力がアップしそうです。

 

 

ところで3月に入り、

私は入院リハビリ中の姉と

毎日電波と意識でつながっています。

 

退院後の生活を想定して

姉が自分で自分のケアや調整をできるよう

私が学んできたこと、実験してきたこと、

自分や夫のためにいつもやっていることを

毎日少しずつシェアしています。

 

いつもそのとき思いついたことをやるので

全然まとまらない内容だけど

ちゃんと感じてくれるから嬉しいです。

 

人は困難なことが目の前にあるから

自分を変化させようとします。

姉にとっても私たち夫婦にとっても

今はとてもチャンスなのです。

 

もし遠く離れた姉に役立つのなら

きっと同じような人の役にも立つはず。

いつか機会があれば必要な方に

シェアできるといいな。

 

 

ちなみに姉の言語機能回復の朗読用に 

送った本は3冊。

 

☆「生きるって、なに?」

生きるって、なに?

生きるって、なに?

  • 作者:たかのてるこ
  • 発売日: 2018/05/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

☆「明るい方へ」

明るいほうへ (金子みすゞ童謡集)

明るいほうへ (金子みすゞ童謡集)

 

 

☆「ホーミタクヤセン」

ホーミタクヤセン―インディアンの癒しの言葉

ホーミタクヤセン―インディアンの癒しの言葉

  • 発売日: 2012/06/01
  • メディア: 単行本
 

 

どれもナイスチョイス!

とコメントをもらいました。

読むだけでも心が温かくなる本です。